製造業でのキャリアアップと聞いて思うことはなんでしょう。
出世でしょうか?転職でしょうか?それとも給料アップでしょうか?
いずれの選択肢もキャリアアップに繋がりますが、製造の現場では作業員の人数が多くて人に評価されるのはなかなか大変です。
この記事では製造業の仕事の特徴から大事なことを掘り下げ、どうやってキャリアアップにつなげていけばいいかを書いています。
製造業の仕事の特徴
製造業は、大量生産が主体となっています。
そのため、生産ラインでの作業が中心となります。生産ラインでの作業には、製品の組み立てや検査などが含まれます。
大量生産で利益を上げるためには、安定したプロセスが重要です。
日々の生産の中でいかに損失を最小限に抑えることが出来るかが利益を左右するポイントになります。
製造業の仕事で大事なこと
製造業で大事なことの一つは安定したプロセスです。
製品を現金に換える大事な柱であり、仕事の収入に関する重要な要素になっています。
安定したプロセスを実現するためにはミスのない作業ができる環境が必要不可欠。
作業ミスが損失となり、利益の減少に繋がります。
管理職はその利益の減少を抑えたいために、ミスの改善や、プロセスの効率化・製品の品質向上に日々務めています。
現場の作業員として大事なこと
ここからは作業員の目線で考えてみましょう。
作業ミスが利益に直結するために、ミスをすると怒られるという風潮があります。
怒られるのがいやなので、ミスを隠したり言い訳をしたりなど、作業ミスから目を背ける行動を起こしがちですが、これは会社側からすればやってはいけない行為。
なぜやってはいけないかというと、作業ミスは改善への第一歩であるからです。
製造プロセスの中で作業方法は確立されています。でも、確立されているプロセスを決めるのは実際に作業していない人間が理論上の法則に従って作っているものです。
そこで想定されなかった作業ミスが見つかるのは実はチャンスなのです。
作業ミスの中には安定したプロセスを確立するためのヒントがたくさん詰まっています。
なので、作業ミスの改善は意欲的に行われるべきだとわたしは思っています。
改善を行うためには作業ミスがあった事実が重要です。
事実を元に検証し、改善に努める必要があるからです。
この事実が誤魔化され、隠されたりすると永遠に改善するべき重要な点が発見されず、同じミスが繰り返されます。
なので作業ミスは隠さず、正直に、正確に報告しなくてはいけません。
製造業でのキャリアアップに向けて(収入編)
今までの内容を踏まえて製造業での収入アップについて考えていきましょう。
収入アップに必要な要素がキャリアアップです。
同じ職場で同じ仕事を長時間続けていた場合、スキルや知識が滞ってしまうため、キャリアアップが必要になります。
毎日同じことをしているだけではなんの前進もしませんよね。なので自己啓発や研修などで新たなスキルや知識を身につけるにつけること、異なる業務やポジションに挑戦することが必要です。
ではどうしたらチャンスは巡ってくるのでしょうか。
そのためには自分が目立つ必要があります。自分を売り込む必要があると言ってもいいでしょう。
だからといってあからさまに目立つ必要はありません。誰かに認知してもらうという感覚が好ましいですね。
そのためにはあなたがどんな人なのか分かってもらう必要があります。
人は分かりやすい人ほどいろんな人に目をかけてもらえますが、どんなことが重要かあげていきます。
- どんな作業が得意か
- 誰と仕事をしていると能率が上がるのか
- 自分の意見を言えるかどうか
が重要と考えています。
3つ目の「自分の意見を言えるかどうか」について掘り下げると、
まじめで正直で、何かあればきちんと報告してくれるというのは基本ですが、そこから派生した自分の考えを持てるかどうか
ということが大事です。
たとえ人と意見が被っていようがその意見が大多数の意見として反映してくれる可能性だってあります。
なので、意見があるのに言わないというのはすごくもったいないです。
製造現場では問題意識があるというのはすごく重要なことで、仕事について真面目に考えていると思ってもらえることが「自分の意見を言えるかどうか」の本質です。
以上のことをコツコツこなしていき自分を売り込むということが大事です。
誰だって仕事をしやすい人と仕事をしたいですよね!