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異業種から製造業の現場へ転職するにあたって特別な資格やスキルは必要ない理由

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製造業の現場の仕事は建設業や営業、ITなどとは違った特色を持っています。

製造業で働きたいけど未経験ならば、どんな仕事をすればいいのか不安に感じる方もいるでしょう。

この記事では現役製造業従事歴累計15年の筆者が、製造業の仕事とリアルな内情を伝えるとともに、製造業の現場で働くにあたってどんなことに気を付けていけばいいのかを解説していきます。

製造業の仕事の特徴

製造業と分類されている多くの企業の製品には製品規格というものが存在します。

製造業の仕事はその規格に準じた作業手順を守って作業していきます。

基本的に現場ではこの作業手順通りに仕事を進めていくことが大前提になっているため、資格やスキルは必要ないということになります。

企業で定めている作業手順というものをまとめた作業手順書というものがあり、その作業手順書を見れば誰でも作業ができるようになっていなければなりません。

これが作業手順書の機能であり、製品規格を保証するためになくてはならないものとなっています。

以上が資格やスキルが必要ないという理由になりますが、中には溶接やフォークリフトなどの資格が必要な現場もあります。

ですがそこは就きたい仕事として技能が必要だという場合に、資格取得に向けて活動してもいいでしょう。

製造業の求人で未経験可がある理由

ここでは未経験可の求人がなぜあるのかについて解説していきます。

大きな理由としては、前項でも出てきた「作業指導書」があるからです。

この作業指導書にある内容は言わば「決められた作業を決められた通りにできるかどうか」というところに行きつきます。

未経験でも作業が出来るように仕組み化出来ているというのが製造業の強味といえるでしょう。

製造業の現場で求められる人材とは

製造業において現場で求められる人材とはどんな人でしょうか。

ここでは経験者と未経験者とで分けて解説していきますが、この内容は面接の対策とは違った目線での解説をしていきます。

せっかく仕事に就いたのに現場が合わないとなってしまっては意味がありませんからね。

経験者で求められる人材とは

経験者として第一に求められるものは職務経験です。

この職務経験とは、製造業従事者に必要な工程プロセスを理解する能力のことを指しています。

例えばオレンジジュースを作る企業でも、企業ごとに果汁100%の濃厚オレンジジュースを作るのか、のど越し爽やかなオレンジジュースを作るのかで製造方法は違います。

製造方法が違うということは工程プロセスも違ってきます。企業独自の工程プロセスをどれだけ理解できるかというスキルが求められます。

次にコミュニケーション能力です。

製造業の職場でのコミュニケーションの基本は雑談力などではなく、工程間の連携をとるために行われるものでなくてはなりません。

自分の担当の前後の工程がスムーズに進むようにするために、前後の工程の担当の人と自分の工程の状況、前後の工程の状況の情報のやり取りができるようにすることが大切です。

情報のやり取りが円滑にできるとミスを防ぐ、トラブルの早期解決や早い段階での対応もとりやすくなります。

未経験者で求められる人材とは

未経験者で求められる人材には第一にコミュニケーション能力が求められます。

入社後にやらなくてはいけない大事なことがあります。

それは仕事を覚えるということ。

仕事を覚えるにあたってどうしても必要なことがコミュニケーションです。

分からない事を聞く、自信のない事を聞くなど、気になった時にすぐに聞くことが出来る人が求められます。迷惑だから聞けないなんて思わないでください。教えるのも大事な仕事なんですから!

作業指導書があるから問題ないと思われがちですが、製造業は工程が連続した作業が多く自分が担当する工程の前後の人に関わる仕事が多いです。

前後の工程の人との会話で、どういった流動の仕方をすればやりやすいのか、スムーズにできるのかなどの情報交換をすることで、円滑なコミュニケーションを交わすことができます。

次にうそをつかないこと、誤魔化さないことが出来る人です。

よく、ミスをしたら怒られたくないからといってうそをついたり誤魔化したりする人がいますが、製造業の仕事の中ではそういった行為が命取りになる可能性があります。

理由として、製造業の仕事は作業の手順ややることが決められています。

それは作業手順書に書かれていることであり、作業手順書に書かれているとおりに生産しないと品質を守れない、作業手順書に書かれている通りにやらないとミスが出てしまうといったことが理論上起こります。

ミスがあったさいに、作業手順書の内容に落とし穴があってはいけないのでミスの詳細を調べる必要があります。

作業手順書通りにやってないのに「作業手順書通りにやった」とうそをつくと、最悪な場合作業手順書を見直して作り直さなければならない事態にもなってしまいます。

ですので、ミスがあったさいは正直にあったことを話すことができないといけません。

製造業の現場で特別な資格やスキルは必要ない理由まとめ

未経験可の募集がある企業はこういった作業手順書や教育について整備されている企業が多いです。

現場に入る前の教育も大事だと思いますが、現場に入って実際にやってみて分からない事、自信がない事を聞いて教える教育の方がわたしは大事だと思っています。

分からない事や自信のない事は一人ひとり違うものですし、教える内容も変わってきます。

大事なのは作業でも仕事の内容でも自分で分からないままにしないで分からなかったらすぐ聞く事が良い人材としてやっていく基本なのではないのでしょうか。

さいごに製造業未経験でも正社員を目指せる転職エージェントの紹介をします。

転職エージェントの利用は基本的にどこも無料になっています。

登録するだけで、製造業の種類やどんな仕事があるのか、そして転職エージェントと実際にやりとりして自分に合った仕事を探していくのも対人ならではの強味です。