退職するときに気になるのは穏便に辞めることができるかどうかというのが気になるところ。
職場が嫌になって辞める人、新しいことに挑戦したくて辞める人、辞めたくないが自身の環境の変化によって辞めなくてはならなかった人など、辞める人それぞれに理由はあります。
状況によって辞め方や辞める理由に違いがあることが今回のアンケートの結果からわかりました。
実際に会社を辞める際に告げる理由は本当のことを言った人と言わなかった人はこれだけ違います。
アンケート概要
今回のアンケートは職種の限定は行いませんでした。
20代が多いことが見て取れますが、20代の回答でパワハラやブラック企業だったといった回答が一番多かった印象があります。
注意してほしいのが回答者の年代が今現在の年齢ではないことです。30代後半の回答者さんが20代で転職したときの回答だったりします。
内容を見ても直近5年以内で退職した人も退職して10年経った人も内容的にはそれほど大差がないというのが回答を見ていて見えてきました。
どの企業も勤めている人も抱えている問題は同じなんだと思ったのが正直な感想です。
退職理由で本当の理由と会社に伝えた理由の違い
職場の環境によって正直に伝えるかどうかは変わっていく印象を受けました。
例えば本当の理由で13件もあった「パワハラ」の回答者ですが、会社に伝えた理由は「転職のため」や「一身上の都合」などの回答が多く人間関係が本当の理由の人も「親の介護」などの回答が多かったです。
パワハラや人間関係が原因の退職となると、職場環境が悪いと言える状態ですので、ある程度真っ当な理由でないと退職時に不当に扱われるといったバイアスがかかる状態にあると言えます。
逆に会社に伝えた理由と本当の理由が一致している人は職場環境がいい状態の方が多く、言いたいことが言える環境だということがわかります。
人間関係で悩んでいる方にアンケートをとった記事があるので気になる方は見てください。
退職を伝えた後の周りの反応
気になるのは退職を表明した後の周囲の反応の変化でしょう。
優しくされると少し心が揺らいだり、冷たくされると気まずい状態で退職になったりと、自分が退職するときにはどんな態度を取られるのかは気になるところ。
この回答もはっきり分かれた印象ですが、ほとんどの場合で特別変化はなかったとの回答でした。
優しくされたの回答では自分の立場が危ういと感じた上司のような人が機嫌を取りに来ているような回答や、変化なしの回答では、辞める人が多い職場だったので変化がなかったといった回答が多かったです。
退職後の前職との関係は?
退職後の前職との関係も気になるところ。
粘着質に嫌がらせなどを受けていた場合、辞めた後も続くのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。
その点も踏まえてアンケートの結果を見ていくと
という集計内容になりました。
関係なし、の回答ではスパッと連絡を絶った人がほとんどで、実際のところ辞めてしまえば接点も何もなくなってしまうので当然の結果なのではないかというところ。
仕事で関わっている回答では、独立をした人や関連会社に転職した方の回答がほとんどですが、前職で扱っている商品の契約が残っているといった方もいました。
いくら人間関係が良好でも、普段からプライベート並みの付き合いがないと関係は継続することはないと言えます。
退職理由は職場の環境によって使い分けよう
ここまで読んでくださったのなら、退職理由について深く考える必要はないということが分かったかと思います。
ただ、辞める時の職場環境によって退職理由は使い分けたほうがいいでしょう。
退職後の関係を見て分かる通り、退職後に接点を持つ可能性は低いです。
ではなぜ退職理由を考えるのかというと退職をスムーズに終わらせたいから、後のことでゴタゴタしたくないといったところが気持ちで優先されるようです。
実際退職届を出してしまったら会社は退職を引き留めることはできないので、その時に嫌な思いをしたくないといった感情が出てしまうのでしょう。
なので環境が良くない職場に対してはそれとなく自身の家庭環境やプライベートの内容について問題にならないような理由にして退職するのがいいでしょう。
環境が良い職場では、もしかしたら次の仕事などでも発展した付き合いが見えるかもしれません。誠意を持って正直な退職をした方が良いかもしれませんね。
退職に悩んでしまったが転職の準備をしていないというかたはこちらを参考にしてください。
https://www.seizoujobchange.com/こちらは製造業へ転職する、製造業から転職することをテーマに情報を集めて記事を書いています。